エロ体験談

隣の大学生に頼んだ夜、夫婦が選んだ決断

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執筆:編集部(原記事に基づく再編集) 編集部による品質基準審査済み
隣の大学生に頼んだ夜、夫婦が選んだ決断

結婚して七年が過ぎても、私たち夫婦には子どもができなかった。焦りがなかったと言えば嘘になる。妻の心音も、口にこそ出さない日があっても、ふとした瞬間に寂しそうな目をすることがあった。

ふたりで病院へ行ったのは、現実から逃げたくなかったからだ。検査の結果は、私に原因があるというものだった。精子の数が極端に少ないらしい。頭では理解しても、胸の奥が冷たくなる感覚だけは消えなかった。

それでも、子どもが欲しい気持ちは変わらない。何度も話し合い、悩み、最後にたどり着いたのは、第三者の力を借りるという選択だった。簡単に決められることではなかったが、私たちなりに出した答えだった。

ちょうどその頃、隣家に住む大学生の存在が、やけに気になっていた。名門校に通う、いかにも真面目そうな青年だ。頭のいい子が欲しい、そんな不純で切実な思いが、私の中で妙に現実味を帯びていった。少し迷った末、私は彼に声をかける決心をした。

「パソコンの調子が悪くて。ちょっと見てもらえないかな」

そんな、ありふれた理由を口実にして彼を家へ招いた。若い男を前にすると、さすがに少し緊張した。けれど、ここで引き返すわけにはいかなかった。

彼が部屋に入ると、私はあらかじめ開いておいた画面を見せた。そこには、妻の姿を収めた一枚の画像が表示されている。驚いたように目を見開いた彼は、それでもすぐには視線を外さなかった。その沈黙が、妙に重かった。

私は腹をくくって、すべてを話した。子どもができないこと。病院でわかったこと。どうしても家族を持ちたいこと。そして、彼の力を借りられないかと考えていること。

言い終えたあと、部屋の空気はぴんと張りつめた。彼はしばらく黙っていたが、やがて戸惑いを隠せない声で「本当に、いいんですか」と尋ねた。その一言には、驚きと困惑と、わずかな責任感が混じっていた。

私は妻を呼んだ。心音が姿を見せると、彼はさらに言葉を失ったようだった。けれど、妻が静かにうなずき、私たちの覚悟を伝えると、彼も少しずつ状況を飲み込んでいった。軽い気持ちではない。本気で悩んだ末のお願いだと理解してくれたのだと思う。

その夜、私はシャワーを浴び、寝室にいる妻に「二時間くらい出ているから」とだけ告げて家を出た。自分でも、何をしているのか完全には整理できていなかった。けれど、その場に居続けると、感情がこぼれそうだった。

外の空気は冷たく、妙に長く感じる二時間だった。歩き回りながら、私は何度も考えた。これで本当にいいのか。妻は傷ついていないか。彼は後悔しないか。答えは出ないまま、時間だけが過ぎていった。

帰宅したとき、家の中は思いのほか静かだった。台所では心音が家事をしていて、何事もなかったような顔をしている。私は胸の奥がざわつくのを感じながら、終わったのかと尋ねた。

彼女は小さな声で「うん」と答えた。その返事は、あまりにも控えめだった。私は急に、目の前の妻がひどく愛おしくなった。張りつめていた気持ちが、そこで少しだけほどけた気がした。

それでも、確かめずにはいられなかった。私は彼の痕跡が残っていないかを気にしながら、心音の様子を見た。だが、彼女は落ち着いたまま、淡々としていた。シャワーを浴びたらしい、とだけ伝わってきた。

「何回だったの」

思わずそう聞くと、心音は少し間を置いてから「二回かな」と答えた。その言葉を聞いた瞬間、私は妙に現実へ引き戻された。これで本当に、私たちの願いに近づけるのだろうか。そう思いながらも、口にできたのは「うまくいくといいね」という精一杯の一言だけだった。

本当は、もっと聞きたいことが山ほどあった。彼はどんな様子だったのか。妻はどう感じたのか。途中で怖くはなかったのか。だが、私は結局それ以上踏み込めなかった。踏み込んでしまえば、何かが壊れそうな気がしたからだ。

その夜は、いつもより長く眠れなかった。隣の家の灯りが消えるまで、私は何度も天井を見上げていた。欲しかったのは子どもだけのはずなのに、心のどこかで、夫婦としての自分たちが試されているような気がしてならなかった。

翌日になっても、昨夜の出来事は夢ではなかったと何度も確かめた。心音は普段どおりに食事を作り、洗濯をし、静かに笑っていた。けれど、その穏やかさの裏に、私たちだけが知る秘密が確かに積み重なっている。

私は彼女の横顔を見るたび、言葉にならない感情に揺れた。罪悪感なのか、感謝なのか、あるいはもっと別の何かなのか、自分でも判別できない。ただ、あの夜から夫婦の距離は少し変わった。近づいたのか、遠のいたのか、それすらまだ分からない。

子どもを持つという願いは、簡単なものではなかった。人に頼ることの重さも、夫婦であることの脆さも、あの出来事は静かに突きつけてきた。私は今も、あのとき交わした短い会話を忘れられない。

「本当に、いいんですか」

その問いに、私は胸を張って答えられたわけではない。けれど、迷いながらでも前へ進もうとしたことだけは、今でも自分の中で確かな記憶として残っている。

朝の台所で、夫婦が言葉にできない思いを抱える静かな場面

あの夜のことを、私はきっと長く忘れないだろう。願いのために踏み出した一歩は、想像していたよりずっと重く、それでいて、どこか切実だった。夫婦としての選択は、いつだってきれいごとだけでは済まないのだと知った。

そして今も、心音が見せる何気ない笑顔を見るたびに思う。私たちは、あの瞬間を越えてきたのだと。結果がどうなるかはまだ分からない。それでも、ふたりで向き合って決めたことだけは、確かに私たちの歴史になっていた。

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