エロ体験談

一人H三昧のはずが、イケオジと崩れた夜

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執筆:編集部(原記事に基づく再編集) 編集部による品質基準審査済み

普段はごく普通のOLとして働いている二十七歳の私は、その日、たまった休みを使ってひとりの時間を思いきり楽しむつもりでいた。仕事の予定もない。誰にも気をつかわなくていい。そんな解放感のなかで、私は最近すっかり慣れ親しんでしまった自分だけの快楽に身をゆだねるつもりだった。

正直にいえば、彼氏と過ごす時間よりも、自分の手や道具で満たす時間のほうが落ち着くことが増えていた。好き嫌いの問題ではない。相手の反応を気にしたり、期待に合わせたりするより、ひとりで好きな強さ、好きなリズムで触れたほうが、身体は素直に熱を帯びてくれる。そんな感覚を覚えてから、私は少しずつ、自分の欲を隠さなくなっていた。

けれど、あのときは少し違っていた。彼が海外出張で不在だった夜、急にどうしようもなく身体が疼いてしまって、私はスマホを握ったまま、アプリで相手を探した。軽い気持ちだったのかもしれない。けれど画面の向こうで見つけた五十代前半の男は、妙に整った雰囲気をまとっていて、いわゆる“イケオジ”という言葉がしっくりくる人だった。

年齢差がある相手に惹かれること自体、特別なことだとは思わない。ただ、その人には妙な余裕があった。こちらの焦りや欲しがり方を、面白がるように受け止めてくれそうな気配があった。私は会うことにした。会ってしまえば、あとは流れに任せるだけだと、どこかで決めていたのだと思う。

待ち合わせは、ソファ席のあるファミレスにした。食事を口実にできる場所なら、不自然さも薄れる。並んで座った瞬間から、私はもう少しも我慢していなかった。料理が運ばれてきて、彼がひと息ついた、その隙を逃さずに、私は彼のズボンに手を伸ばした。

戸惑う気配はあった。けれど、私のほうが先に熱を持っていた。迷いよりも、欲のほうがずっと強かった。私はそのまま彼を受け入れ、口の中で確かめるように求めた。彼は驚いた顔をしていたけれど、途中からは流されるように応じてくれた。あの瞬間の私は、理性の端を少し失っていたのかもしれない。食事の席とは思えないほど、身体だけが先に走っていた。

終わったあと、私は何事もなかったように食事を続けた。彼の表情は半分困惑、半分あきれたようでもあった。けれど、私にはそれすら妙に心地よかった。相手が引いているのをわかっていながら、なお止まれない感覚。恥ずかしさと高揚が、同じところで絡み合っていた。

それでも、あれだけでは足りなかった。私はまだ満たされていなかった。食事を終えると、私たちはファミレスの入った雑居ビルの上階にある多目的トイレへ向かった。人目の少ない場所に移った途端、私はさっきまでの遠慮をいっそう捨てていた。床に膝をつき、彼に向かってもう一度求めた。

「頭、押して。奥まで」

自分でも少し乱暴な言い方だと思った。でも、そのぶっきらぼうさが、そのときの私にはちょうどよかった。喉の奥を強く刺激されるたび、身体の奥に電気が走るようだった。苦しさがないわけではない。むしろ、少しえずきそうになるぎりぎりの感覚が、妙に甘い。息を詰めながら、それでも欲しがってしまう。私はその境界線を越えたくてたまらなかった。

彼は私の反応を見ながら、慎重に、でも確かに応えてくれた。私は吐きそうになるのをこらえながら、ただその感触に集中していた。終わったあと、喉の奥がじんと熱を持っていて、身体の芯までまだ震えているようだった。あの瞬間の私は、誰かに見られたら終わりだという危うささえ、快感の一部として感じていたのかもしれない。

けれど、まだ終わらなかった。私は次に、指での刺激を求めた。彼は少し戸惑いながらも、手慣れた様子で応じてくれた。さっきまでの強い刺激とは違う、細やかで確かな動き。そこに触れられるたび、身体の奥がじわじわとほどけていく。激しさだけが快感じゃない。丁寧に扱われることで、かえって深く落ちていくこともある。私はその感覚に、短く息を漏らしながら身を委ねた。

ただ、彼のほうはずっと落ち着かなかった。こちらが求めれば求めるほど、彼の表情は少しずつ曇っていった。最初は興味本位だったのかもしれない。けれど、私の欲の強さに、だんだんついてこられなくなっていたのだと思う。私はその変化に気づいていた。それでも止まれなかった。

本来なら、そのあとホテルに移る流れだった。私もそうなるものだと思っていた。けれど、彼は急に「ちょっとコンビニに行ってくる」と言い残し、そのまま戻ってこなかった。最初は冗談かと思った。スマホを見ながら待っていたが、数分、十数分と時間が過ぎても、彼の姿は現れない。

やがて届いたメッセージは、たった一言だった。

「ごめん、引いた」

その文面を見た瞬間、胸の奥がすっと冷えた。恥ずかしさが一気に押し寄せてきたのだと思う。自分の欲望をさらけ出した結果、相手を遠ざけてしまった。その事実は、思っていた以上に重かった。私は平気なふりをしようとしたけれど、指先までじんわりと虚しさが広がっていった。

それでも、すぐに自分を責めきれなかった。だって、身体が求めてしまう瞬間って、誰にでもあるはずだから。年に一度か二度、どうしようもなく強く欲しくなることがある。理屈じゃなく、ただ熱だけが先に立つ夜がある。私はその衝動を、ずっとひとりで抱えてきた。だからあの日も、少しだけはみ出しただけだと信じたかった。

けれど、相手がそれを受け止められるかどうかは別の話だった。欲しがる女でいることは、時にとてもみじめだ。強がっても、最後にはひとりで部屋に戻ることになる。満たされたはずなのに、どこか置き去りにされたような気分が残る。私はその夜、そんな感覚を抱えたまま、静かに帰った。

帰宅してからも、すぐには気持ちが切り替わらなかった。いつもなら、ひとりの時間を楽しむだけで済むのに、その日は妙に心がざわついていた。彼氏が戻ってくる日まで、私はまた普段の顔に戻るしかない。会社では普通に笑って、普通に仕事をして、誰にも見せない欲望を胸の奥にしまっておく。そんなふうにして、私はまた日常へ戻っていった。

それでも、あの夜のことを忘れることはできなかった。快感だけが残ったわけじゃない。恥ずかしさも、切なさも、少しの後悔も、全部ひっくるめて私の記憶に残った。誰かに求められたい気持ちと、自分で満たしたい気持ち。そのどちらも本物で、どちらも簡単には消えない。

私は今でも思う。たまに強く欲しくなるのは、おかしなことじゃない。けれど、その欲を誰と共有するのかは、やっぱり簡単ではない。あのイケオジの困った顔も、最後に届いた短いメッセージも、いまでは少し苦い思い出として胸に残っている。

それでも、次にまた同じ衝動が来たら、私はきっとまた迷うだろう。ひとりで済ませるのか、誰かを求めるのか。たぶん、その答えはいつだって簡単には出ない。欲望って、そういうものなのかもしれない。

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