エロ体験談

彼氏の親友と一夜を過ごした夜の記録

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執筆:編集部(原記事に基づく再編集) 編集部による品質基準審査済み

私は志保という名前です。これは、長く付き合っていた彼氏の親友と、思いがけない一夜を過ごしてしまった話です。

今から十年以上前のことでした。あのころの私は二十五歳で、彼氏の宏樹とは大学時代からの付き合い。お互いに、そろそろ結婚を考えてもいい年齢だねと、そんな空気が自然に漂っていました。両親への挨拶をどうするか、同棲するなら職場への通いやすさをどう調整するか。現実的な話をするたび、少しだけ未来が近づいた気がしていました。

ただ、会える回数は多くありませんでした。私は一人暮らし、宏樹は実家暮らし。連絡は毎日取っていたものの、実際に顔を合わせるのは週に一度あるかないか。忙しさの中で、会えた日はそれだけで満足できる関係でした。

宏樹には、大学時代からの親友がいました。名字の一部をとって、みんなから「オギ」と呼ばれていた男です。宏樹とオギは本当に気が合っていて、私も交際が始まってから自然と彼と話すようになりました。けれど卒業後、オギは他県へ就職し、会う機会はぐっと減っていました。

そんなある日、大学時代の友人が結婚することになり、仲の良かった数人で集まって余興の打ち合わせをすることになったのです。もちろん宏樹もオギも来ていました。打ち合わせが終わると、私たち三人で夕食を取る流れになりました。宏樹は軽くお酒を飲み、オギは車だったので飲まずに付き合ってくれました。

その帰り道、オギはわざわざ私たちを家まで送ってくれることになりました。順番は宏樹の家、そして私のマンション。夜の道路は空いていて、車内には気まずさのない、あの頃の友人同士らしいゆるい空気が流れていました。

「志保ちゃんたち、そろそろ結婚?」

運転しながらオギがそんなことを言って、私は「まあね」と曖昧に笑いました。結婚という言葉は、まだ少しだけ現実味がありすぎて、軽く受け流したかったのです。

宏樹を降ろしたあと、車内に残ったのは私とオギの二人だけでした。それでも、私は特に警戒していませんでした。宏樹が信じている相手なら大丈夫。私も、そう思っていたのです。

私のマンションまでは、宏樹の家から四十分ほど。窓の外には、コンビニの白い光や、深夜営業の店の看板が流れていきました。オギはときどき私に話を振り、私は短く返す。その程度のやり取りでした。

そして到着したとき、私は当然そのまま別れるつもりでいました。

ところがオギが、少し気まずそうに言ったのです。

「悪いんだけど……トイレ貸してくれない?」

ここまで送ってもらった恩もありましたし、何より相手は信頼している友人です。私は何の疑いもなく部屋へ通し、トイレを使ってもらいました。玄関で靴を脱ぐオギを見ながら、「彼氏以外の男の人を部屋に入れるのは初めてかもしれない」と、ぼんやり考えていたのを覚えています。

でも、そのときはまだ、何も起きる気配はありませんでした。時間は二十一時を少し過ぎたころ。私はキッチンに立ち、コーヒーを淹れました。オギが戻ってくるまでの間、部屋には湯気の立つカップの匂いが広がっていました。

コーヒーを飲みながらの雑談は、最初こそ他愛のないものでした。けれど、話しているうちに、オギの表情が少しずつ暗くなっていったのです。

彼が勤めていた会社は、かなり厳しい環境だったようでした。給料は高くない、休みも少ない、今日は休みを取ったはずなのに、別の日に振替で出勤しなければならない。辞めたいと思っても、上司に強く当たられる先輩を見てきたせいで、言い出せない。出会いもなく、恋人もいないまま、ただ毎日が過ぎていく。そんな愚痴が、止まらない勢いでこぼれ落ちてきました。

私はただ聞いていました。慰めるというより、受け止めるしかなかったのです。けれど、オギの口調は次第に荒くなり、目も潤みはじめました。

「明日も夜から仕事なのに、行きたくない」

「このまま続くなら、もう消えたい」

そんな言葉まで出てきて、私はさすがに背筋が冷たくなりました。冗談で済ませられる空気ではなかったからです。

「私にできることがあるなら、遠慮しないで言って」

そう声をかけると、オギはしばらく黙ってから、妙に遠慮がちな顔で言いました。

「じゃあ……ちょっとだけ、慰めてほしい」

最初は、ただ頭を撫でるとか、肩を叩くとか、そういう意味だと思っていました。私が「よしよしする感じ?」と聞くと、オギは首を振りました。抱きしめるのかと思って「ハグ?」と重ねると、それも違うと曖昧に笑う。

次の瞬間、彼は意を決したように、まっすぐ私を見ました。

「最近、すごく人肌が恋しくてさ。志保ちゃん、一回だけでいいから、相手してくれない?」

その言葉の意味を理解した瞬間、私は本気で固まりました。何を言っているのか、すぐには飲み込めなかったのです。

オギは、普段から少し軽口を叩くタイプでした。だから、最初は冗談だと思いかけました。けれど、彼の目は笑っていませんでした。むしろ、必死でした。

「無理だよ、何言ってるの」

そう返しても、彼は引きませんでした。宏樹には絶対に言わない、人助けだと思ってほしい、これで明日から頑張れる。言葉を重ねるたび、部屋の空気が重くなっていきました。

挙げ句の果てに、彼は「志保ちゃんが宏樹と付き合えたのは、俺がきっかけみたいなもんでしょ」とまで言ってきたのです。確かに、それは半分くらい事実でした。だから余計に、私は強く突き放しにくくなってしまいました。

「宏樹を裏切ることはできない」

そう言い続けても、オギは「じゃあ俺はどうなるの」と、半ば泣きそうな顔で食い下がる。完全に平行線でした。

本当に危険なことをする人には見えませんでしたが、彼の言葉には妙な切実さがありました。宏樹が結婚式を挙げるなら、友人代表のスピーチを頼みたいと口にするくらいの親友です。ここで見捨てるのも違う気がしてしまったのです。

結局、私は折れました。

「……手でしてあげるくらいなら」

口にした瞬間、自分でも信じられませんでした。あのときの私は、断り切れなかったのだと思います。オギはほっとしたように息を吐き、すぐに私を抱き寄せようとしましたが、それだけは止めました。体に触れるのはなし。約束を破ったら終わり。そう言うと、彼はしぶしぶ従いました。

ワンルームの小さなベッドに、私たちは並んで腰を下ろしました。距離が近い。近すぎる。心臓が早く打っているのが、自分でも分かりました。興奮というより、してはいけないことに足を踏み入れる緊張でした。初めて悪いことをする人は、こんな気分なのかもしれない。そんな馬鹿みたいな比喩まで頭に浮かびました。

「じゃあ、触ってくれる?」

言われるまま、私はオギのズボンに手を伸ばしました。布越しでも、そこがはっきり熱を持っているのが分かります。思わず息をのんでしまうほどでした。

手のひらを動かすと、オギは小さく声を漏らしました。

私は彼の顔を見られませんでした。視線を落としたまま、ただ手を動かしていました。自分が何をしているのか、頭のどこかでは理解しているのに、現実感だけが薄い。妙に夢の中みたいでした。

しばらくすると、オギが「もう少し直接の方がいい」と言い、ベルトを外し始めました。私は慌てて目をそらしましたが、彼は私の手を取って、自分の熱をそのまま触れさせてきました。

その瞬間、空気が変わった気がしました。

硬くて、熱くて、手のひらに収まりきらない存在感がありました。私は戸惑いながらも、言われるままに手を上下させました。オギは「気持ちいい」と、心の底から嬉しそうに呟きます。そんな声を聞くと、こちらのほうが落ち着かなくなっていきました。

やがて彼は、少し甘えるような声で言いました。

「志保ちゃん、乳首も触ってくれない?」

そう言って上着を少し捲り、私の前に胸元を見せました。そのとき初めて、私は彼を真正面から男として見た気がします。剣道をしていたせいか、胸板は思ったより厚く、肩も広い。宏樹と同じくらいの身長なのに、雰囲気はまるで違いました。

「お願い、そっちの方が早く終わるから」

そう言われて、私は半ば勢いで、彼の胸元に顔を寄せてしまいました。舌先が触れた瞬間、オギの喉から低い声が漏れます。私はもう後戻りできない気がして、ぎこちないまま、何度か同じ場所をなぞりました。

彼は大げさなくらい喜びました。褒めるような言葉を何度も口にし、私の髪にそっと触れながら、もっと、と促してくる。私は照れくささで顔を上げられず、ただ必死でした。

しばらくそうしていたものの、彼はなかなか終わりません。私が「まだなの」と小さくこぼすと、オギは今度はとんでもない提案をしてきました。

「じゃあ、口でしてくれたら、すぐに終わるかも」

私は即座に首を振りました。そんなこと、できるわけがありません。けれど、オギは諦めず、早く終わった方が志保ちゃんも楽だよ、と言い続けるのです。

押し問答が続いた末、私は「ほんの少しだけ」という条件で受け入れてしまいました。今思えば、あの時点で止めるべきだったのかもしれません。でも、そのころの私は、もう気持ちの整理がつかなくなっていたのだと思います。

ベッドの上で体勢を変え、私は彼の前に座りました。真正面から見ると、オギのそれは思っていたよりずっと大きく見えました。経験が多かったわけではありませんが、それでも、今まで見た中で一番だったことだけははっきり覚えています。

最初はためらいました。けれど、やると決めた以上、途中でやめるほうがかえって気まずい。私は目を閉じるようにして、そっと口を寄せました。

オギが息を呑む音が、すぐ近くで聞こえます。

そこから先は、もう勢いでした。私は自分が普段、宏樹にしていたのと同じように、できるだけ丁寧に動かしました。口の中で確かめるように扱い、息を整えながら、少しずつ深く受け入れていく。慣れているはずのことなのに、相手が違うだけでまったく別の行為のように感じられました。

オギは本気で反応していました。声が震え、肩が強張り、時折、耐えるように息を吐く。私はその様子を見ながら、なぜか妙に冷静な自分もいました。早く終わらせたい。その一心だったのです。

けれど、彼はまだ終わりませんでした。

「志保ちゃん、すごい……」

「やばい、もう無理かも」

そんな言葉を漏らしながらも、最後の瞬間まで引き延ばすように私を見つめてきます。私は必死で応えました。口の中がいっぱいになり、呼吸もぎこちなくなる。それでも止めませんでした。

やがて、オギは大きく身を震わせました。ベッドがきしむほど強く、彼は息を吐き切ります。私は慌てて顔を離し、ティッシュを取って後始末をしました。部屋の中には、妙な静けさが落ちていました。

オギは脱力したまま、しばらく天井を見ていました。ようやく終わった。私はそう思って、少しだけ肩の力を抜きました。

ところが、そこで終わりではなかったのです。

気づいたら私は、いつもの癖で、彼の様子を確かめるように触れていました。宏樹のときにしていた流れが、そのまま出てしまったのです。自分でも驚くほど自然に、です。

オギは目を丸くしました。

「え、志保ちゃん……?」

私はそこで初めて、やってしまったと悟りました。余計なことをした。そこまでしなくてよかったのに。慌てて手を引こうとしたのですが、オギは妙に嬉しそうに笑ったのです。

「やばい、めっちゃ嬉しい」

その反応に、私はますます居心地が悪くなりました。ここで終わるはずだったのに、空気がまだ妙に熱を帯びている。オギの表情も、さっきまでとは違っていました。

「……これで終わり」

私は距離を取ろうとしました。けれど、彼は小さく首を振ります。

「志保ちゃん、実はさ」

言いかけて、オギは少しだけ言葉を切りました。そして、困ったように笑いながら、私を見ました。

「今の志保ちゃん見てたら、まだ全然足りないんだよね」

私は耳を疑いました。さっきまでのやり取りで、もう十分なはずだったのに。ところが、彼の様子は本気でした。終わった直後だというのに、まだ熱が引いていない。むしろ、最初よりもずっと強くなっているように見えました。

その夜、私は思い知らされたのです。信頼していた相手との距離は、たった一つの判断で簡単に崩れるのだと。あのときの私には、まだ何も分かっていませんでした。

そして、この出来事は、ここで終わらなかったのです。

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