エロ体験談

嬢と秘密の恋が動き出した夜

3
執筆:編集部(原記事に基づく再編集) 編集部による品質基準審査済み
嬢と秘密の恋が動き出した夜

デリヘル嬢とドライバーが親しくなるのは、店の空気からすればあまり褒められたことではない。だから俺たちのやり取りは、いつも少しだけ秘密めいていた。

送迎の車内で、たいていの嬢は窓の外を眺めるか、スマホをいじっている。けれど桃花は違った。待機場を少し離れたあたりで、ふいに助手席へ身を乗り出すようにしてくる。そしてバックミラー越しに目が合うと、あっけらかんと笑った。

「どうかした?」

「ううん。運転してる大輝君、やっぱりイケメンだなって思って」

そんなふうに言われるたび、仕事と私情をきっちり分けようとしていた境目が、じわじわと曖昧になっていくのが分かった。最初は送迎中に手が触れる程度だったのに、いつの間にか桃花は俺の手を握るようになっていたし、濃いめのメイクをしていた顔も、気づけば俺の好みに合わせた自然な雰囲気へ変わっていた。服装も、派手な露出より清楚さを意識したものが増えていく。

そのたびに、嬉しいのに、少しだけ苦しかった。

ホテルの前で見送るとき、妙に胸がざわつく。反対に、桃花のほうは仕事の波に乗ると、予約が一気に埋まるようになっていた。生理休暇を挟んで出勤告知を出せば、すぐに予定が埋まる。人気は目に見えて上がっていた。

とくに増えたのが、パンツを持ち帰るオプションだった。送迎時のちょっとした仕草や、手をつないだまま濡れてしまうような、本人も照れくさそうにする一面が、客にはたまらないらしい。

ただ、それがそのまま稼ぎの増加に直結するかというと、そう単純でもなかった。

「お待たせ! 次もすぐ予約あるよね」

「大丈夫か?」

「うん。出勤の日は大変だけど、そのぶん日数を減らせるようになったから」

桃花は、ひたすら稼げるだけ稼ぐタイプじゃなかった。必要な額を決めて、そこに届けば無理をしない。だから出勤日数は少しずつ減っていった。

帰り道は、いつも事務所から少し離れた場所で助手席に乗り換える。

「疲れてない? 本当に平気?」

「うん、大丈夫。私より大輝君のほうが平気?」

「全然平気だよ」

そう答えてから、俺は車を家とは逆の方向へ走らせた。

きっかけは、嬢たちの雑談だった。待機中の女子トークで、テーマパークの話が出たらしい。桃花も俺も、小学校の修学旅行以来、そんな場所とは縁がなかった。

「行ってみたいなぁ……」

「なら、行くか?」

その一言で、話はあっという間に決まった。土日の休みを使い、金曜の仕事終わりにそのまま向かうことにした。出発は23時。ホテルは予約しないまま、少しずつ目的地へ近づいていく。

「もう少し行ったらホテルあるよね?」

「たぶん、こっちだな」

送迎でいろんな地域へ行くうちに、ラブホテルの位置だけは妙に詳しくなっていた。仕事柄、そういう知識ばかり増えていく。

「テレビが大きくて、お風呂も広いんだよー」

もちろん、俺は部屋の中なんて知らない。桃花のほうが先に慣れているのが、少しおかしかった。

「ラッキー、この部屋空いてる」

ラブホ未経験の俺は、部屋選びも桃花に任せた。入ってみると、想像よりずっと洗練されていて、思わず声が漏れる。

「すげぇ……思ったよりオシャレだな」

「でしょ? 私もそう思った。大輝君と来たいなって思ってたんだよね」

「初めてだから、ちょっと浮かれるかも」

「私もプライベートだと初めてだよ」

先週、俺は桃花を送迎して、このホテルの前まで来ていた。地域によっては別料金がかかる。それでも指名したいと思う客がいるくらい、桃花は人気だった。

たぶん、日数を減らしているぶん、会える機会が少ない。だからこそ、タイミングを逃したくないのだろう。長距離送迎になったぶん、俺のほうにも少しだけバックがついた。

「お風呂にお湯入れてくるね」

「じゃあ、俺は弁当を開けておくよ」

この頃には、何度か一緒に寝たこともあったし、口でしてもらったこともあった。こっそりコンドームも買って隠していたけれど、出す勇気がなくて、まだ一線は越えていなかった。

食事を終え、いよいよ風呂の時間になる。

「何気に、一緒にお風呂入るの初めてじゃない?」

「たしかに。俺の家の風呂、狭いからな」

文章では伝わりにくいかもしれないが、俺は額にじっとり汗をかいていた。桃花も同じらしく、妙に呼吸が浅い。

「なんか暑いね」

「だね……」

「すぅ……はぁぁ……」

深呼吸して、どうにか平静を装う。

「とりあえず、普段通りでいこう」

「うん!」

家なら、こんなに緊張しなかったのかもしれない。けれど環境が変わると、余計なことばかり意識してしまう。

「じゃ……失礼します、って違うか」

桃花にとって、ラブホでの自然体は仕事の延長なのだろう。そう考えると、少し切なかった。

「いや、まあ……自然体で任せるよ」

桃花のサービスを受けたいわけじゃない。ただ、彼女がリラックスできるなら、それでいいと思った。

服を一枚ずつ丁寧に畳まれるのは、焦らされているようで落ち着かない。でも、その所作は妙にきれいで、嫌な気持ちはしなかった。

「パンツも下ろすね」

「うん」

完全に元気がないわけじゃない。けれど、まだ下を向いたままの俺を見て、桃花は手際よく口を寄せてきた。パンツを脱がせると同時に、舌先で受け止めて、そのままゆっくりと温めていく。

それは、客相手ならオプションにもなる即尺だった。もちろん客には事前の洗浄を求めるが、俺は一日洗えていない。そんなことを考えると少し気が引けたのに、桃花は平然と、むしろ優しく口の中で整えてくれた。

「私も脱がせてもらっていい?」

「うん」

薄いピンクの、俺好みの下着だった。

「んっ……」

パンツの上から触れると、すでに湿っているのが分かる。桃花は恥ずかしそうに俺の胸へ顔を埋めた。

「恥ずかしいから、自分で脱いでもいい?」

かなり染みているのが伝わってきた。桃花は自分で脱ぐと、パンツをシャツの下へ隠すように入れて、急いで浴室へ向かう。もちろん、俺の手を引くことも忘れない。

「あっ……ちょっと待っててね」

歯ブラシを持って戻ってきた桃花と、並んで歯を磨く。こんなに慌てている彼女を見るのは初めてで、かわいくて、どうしようもなく愛おしかった。

「下にぺってしていいからね」

先に歯磨きを終えた桃花は、身体を洗うために圧縮されたスポンジへ水を含ませる。

「先に身体を洗う派?」

「えっ……あっ! そうだよね……髪、洗ってあげるね」

初めてで緊張している俺と、デリヘルの仕事の流れが混ざってしまった桃花が、逆に慌てている。どちらかといえば冷静なのは俺のほうだった。

普段は見られない桃花の姿が、面白くもあり、少し複雑でもある。それでも、仕事中の顔がちらりと見えるたび、彼女の頑張りが伝わってきて、自然と気持ちがやわらいだ。

股の下からあっちまで洗っていくような動きは、たぶん普通じゃない。けれど、指摘したらもっと慌てそうで、俺は黙って受け入れた。

「先に身体拭いててね」

本当は俺も桃花の身体を洗ってあげたかったのに、いつもの流れでそう言ってしまったのかもしれない。髪を乾かす間に、少しでも落ち着いてくれればいいと思った。

タオルを腰に巻いたままベッドに座っていた俺も、たぶんかなり間の抜けた姿だった。

「お待たせ」

身体にタオルを巻いた桃花が隣に座ると、そのまま唇を重ねてきた。上目遣いのまま、音を立てて胸元に口づけ、自然な流れでこちらへ触れてくる。

「気持ちいい?」

「うん、気持ちいい。でも大丈夫だから、こっちにおいで」

「うん」

桃花は仕事終わりで、夕方から強行で何本もこなしてきたあとだった。休みの日と仕事の日では、身体のほぐれ方もまるで違う。

「うっ……あんっ……気持ちいい……」

その声が、少しだけ演技っぽく聞こえた。もしかしたら痛いのかもしれない。そう思った瞬間、さっきまで張っていた自分の熱がすっと引いていく。

「痛いんじゃない?」

「えっ……」

「無理しなくていい。桃花とは、そういうことをしたいっていうより、一緒にいたいんだ」

「ありがとう……実は、5本強行は痛いし疲れちゃった」

童貞の俺が言うには少し気障すぎる台詞だったかもしれない。でも、裸で抱き合えているだけで十分だった。

「明日は8時に起きよう。先に起きたほうが起こす、でいい?」

疲れていた桃花は、腕枕のまま本当にすぐ眠ってしまった。やっぱり無理をしていたのだろう。俺は彼女の髪を撫でながら、静かに目を閉じた。

正直なところ、めちゃくちゃしたい気持ちはあった。けれど、それはお互い万全なときでいい。そう思えた。

「大輝君……」

「ん?」

寝言かと思ったら、あまりにかわいくて笑ってしまう。

ムラムラしながらもどうにか眠り、気づけば桃花はしがみつくように俺の上へ跨っていた。位置だけ見れば、かなり危うい。偶然を装えばそのまま進められそうだったが、そんなことをしたら、桃花に想われる自分でいられなくなる。

それでも眠気には勝てず、そのまま朝を迎えた。

目が覚めると、下のほうがくすぐったい。

「んっ……」

「桃花?」

「大輝君、おはよう」

かなり予想外の寝起きで、思わず息をのんだ。硬くなり始めたところを、桃花は嬉しそうに見上げる。

「おはよ。おいで」

「うん」

寝ていたときのまま抱きつかれ、何度もキスを交わした。

「大輝君……」

「桃花……」

名前を呼び合って、しばらく見つめあう。長いようで、あっという間の十秒だった。こんなふうに、言葉がなくても通じる感覚は初めてだった。

俺と桃花の体勢を入れ替えると、彼女はそっと足を開いた。そこには、もう受け入れる準備ができている熱があった。俺はベッド脇のコンドームに手を伸ばす。

その手を、桃花がやわらかく止めた。首を横に振って、微笑む。

桃花は腰を少し浮かせ、入りやすい形を作ってくれた。ゆっくりと、彼女の中へ収まっていく。

思っていた以上にきつくて、やわらかくて、逃げ場のない熱だった。勢い任せに押し込めるようなものではない。慎重に、少しずつ進むしかない。

「うっ……あったかい……」

桃花は目に涙を浮かべていた。嬉しそうで、少し切なそうで、その表情にこちらまで胸が詰まる。

「大輝君の温度、ちゃんと分かる……うれしい……」

童貞卒業の瞬間に、相手がそんな顔をしてくれるなんて思ってもいなかった。

さっきまでの自信のある表情はどこへやら、桃花は少し不安そうに息を乱し、ぎこちない動きになっていく。

「気持ち良くて、いけそう……」

「俺も……」

「まって、まだいかないで……」

「初めてなんだから、許してほしい」

「うそ……」

「嘘ついてどうするんだよ」

「優しくてイケメンなのに、そんなわけないよ」

「本当だって」

対面のまま、深く抱き合って揺れた。

「ごめんね……私なんかが初めてで……」

「桃花が良かったんだよ」

「うれしい……やばっ、いく……」

桃花は、言葉で達してしまうタイプなのかもしれない。俺に強くしがみついた途端、熱が一気に締まり、逃げ場がなくなる。

「やばっ、だめ、離れて……」

「むり……っ」

そのまま、俺の初体験は予想外のかたちで終わった。

「入ってきてるの分かる……あったかい……」

「ごめん……」

「私もごめん。気持ちよくて、動けなかった」

俺は責任のなさに落ち込んでいたわけじゃない。ただ、段階を飛ばしてしまったような気がして、少しだけ気後れしていた。

すると桃花は、漏れたものを見て小さく笑った。

「私がいいと思ってるんだから、落ち込まないで」

「無責任なつもりじゃない。ちゃんと責任は取る」

「ちょっと言いにくいんだけど……私、ピル飲んでるから大丈夫だよ」

俺の中では、ピルは避妊の薬という認識だった。だから一瞬、別の意味を想像してしまった。

「もしかして、変なこと考えた?」

「いや、別に……」

「ピルって、生理周期を調整できるんだよね。だから急な生理休暇も減らせるし」

「そうなんだ……てっきり避妊の薬かと」

「まあ、我慢汁のついた手で触ってくるお客さんもいるから、避妊の意味がゼロってわけじゃないけどね」

「なるほど。でも、無責任にしたつもりはないから」

「うん、分かってる」

少ししてから、桃花はぽつりと打ち明けた。

「本当に初めてなの?」

「人見知りで、話すのが苦手なのは知ってるだろ」

「たしかに。最近は他の女の子とも少し話せてるんでしょ?」

「桃花のおかげだよ。女の子と仲良くなれたのも、イケメンって言われたのも、全部初めてだった」

「えー、絶対イケメンだよ!」

桃花は、高2のときに付き合った彼氏と初体験を済ませていて、その後は数回しか経験がないらしかった。悩んだ末にこの仕事を選び、デリヘルをしている間は彼氏も作れない、と彼女は笑った。

経験が浅いことは、なんとなく分かっていた。

ここで「辞めてくれ」と言うのは簡単だ。付き合いたいなら、口先だけならいくらでも言える。けれど、桃花の生活を考えれば、そんな無責任なことは言えなかった。

管理栄養士になりたいという夢があって、勉強時間を作るために短時間で稼げる仕事を選んだ。限られた時間の中で必死だからこそ、桃花の魅力は際立って見えるのだと思う。

それでも、ひとつの夜を越えたことで、俺たちの距離が縮まったのは確かだった。

「日数と時間、前に戻そうかと思ってるの」

その言葉には、桃花なりの決意がにじんでいた。定額を稼ぐことから、貯金を増やして、少しでも早くこの仕事から離れるために。彼女は、静かに次の段階へ進もうとしていた。

ラブホテルに入る前の少し緊張した雰囲気

桃花と過ごした時間は、ただ甘いだけじゃなかった。仕事としての顔、素顔に近い表情、無理をして笑う癖、その全部が少しずつ見えてきて、だからこそ簡単には踏み込めなくなった。

けれど、触れ合うたびに分かることもある。無理をしていないか、疲れ切っていないか、ちゃんと自分を守れているか。そういう確認を、言葉より先に身体が教えてくれる夜だった。

桃花は桃花で、俺の不器用さを受け止めながら、少しずつ距離を詰めてくる。派手さはないのに、気づけば目が離せない。そんな相手だった。

次の休みも、きっとまた何かが変わる。そんな予感だけが、静かに残っていた。

最終更新:

⚠️ 年齢確認・免責事項

本サイトは18歳以上の成人を対象としたコンテンツ販売情報を掲載しています。18歳未満の方のアクセスはご遠慮ください。掲載している収入・報酬例はあくまで参考値であり、実際の成果を保証するものではありません。各サービスのご利用前に必ず公式利用規約をご確認ください。

内容に誤りがありますか? 編集チームに報告する。48時間以内に確認します。
本コンテンツは編集基準に基づき審査・公開されています。