エロ体験談

治療院で起きた思わぬ出来事

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執筆:編集部(原記事に基づく再編集) 編集部による品質基準審査済み
治療院で起きた思わぬ出来事

最近まで仙台で治療院を営んでいた。けれど景気の波は思った以上に冷たく、気づけば院を閉めることになった。今はアルバイトをつなぎながら、どうにか日々をしのいでいる。

そんな身の上になる前、まだ修行中だった頃のことを、ひとつ思い出した。資格を取ったばかりで、ようやく院長から患者さんを任されるようになった時期だ。年齢は二十二歳くらいだったと思う。技術も経験も足りず、毎日が手探りで、それでも患者さんに信頼されたい一心で施術台の前に立っていた。

その頃、よく通ってくれていた三十歳前後の女性がいた。明るくて話しやすい人で、ある日「ママ友を紹介したい」と言ってくれた。ありがたい話だったので、もちろん快く受けることにした。数日後、その女性と紹介されたママ友が一緒に来院した。

問診をすると、肩から背中にかけて強い痛みがあるという。まずは触診をしようとベッドへ案内した。うちの院はオープンスペースで施術する形だったが、ベッドごとにカーテンは付いている。着替えのときに閉めることはあっても、施術中に閉めることはあまりなかった。

「カーテン、閉めてもいいですか?」

突然そう言われ、少し驚いた。だが断る理由もない。「あ、まあ、いいですけど」と答えると、彼女は手際よくカーテンを引いた。

そして、次の瞬間だった。彼女は何のためらいもなく服を脱ぎ始めたのだ。

「えっ?」

目の前でシャツが外れ、ブラジャーまで外される。小柄で、少しふっくらした体つきだなと思っていたが、想像していた以上に存在感のある胸があらわになった。丸みがあって、柔らかそうで、授乳を経たのか少し落ち着いた形をしている。それでも、きれいな輪郭を保ったまま、視線を奪うには十分だった。

続けてスカートも脱ぎ、下着姿になってしまう。

「えっ、あっ、そんなに脱がなくても……」

慌ててそう口にしたが、彼女はきょとんとしている。

「え?」

こちらは何も指示していない。なのに、彼女は当然のような顔で着替えを終えていた。

「脱がないと施術しづらいんですよね?」

「いや、服を着ててもできますけど……」

「でも、今まで通っていたところでは、服は邪魔だから脱ぐように言われてましたけど?」

そう返されると、こちらも強く否定しづらい。けれど、うちでは普通そこまで脱いでもらうことはなかった。

「いや、でも、うちで他の方は皆さん服を脱いでいませんでしたよ」

「そういえば、そうですね」

紹介してくれた方も、そんな格好では来ていなかった。会話だけ聞けば何でもないやり取りなのに、目の前には大きな胸と薄い下着。二十代前半の自分には、なかなか落ち着ける状況ではなかった。

それでも彼女は悪びれず、少し笑ってこう言った。

「でも、治療家の方って、いやらしい目では見てないんですよね? 痛みを取るために必要なら、大丈夫です」

その言葉に、かえって意識してしまう。自分でも困るほど動揺していたが、患者さんの前で表情に出すわけにはいかない。私はできるだけ平静を装い、施術を始めた。

うつ伏せになってもらうと、バスタオルをかけて体のラインが見えないようにする。そこへ院長が通りかかり、私を呼んだ。

「今日はそのままでいい。次からは、服を脱がなくていいとちゃんと伝えなさい」

その一言で、ようやく状況が整理された。彼女はただ、以前通っていた院の流れをそのまま持ち込んだだけだったのだ。

施術自体は、うつ伏せのうちはまだやりやすかった。タオル越しに体の緊張を確かめながら、肩や背中の張りを少しずつほどいていく。すると、彼女の口から小さく吐息が漏れた。

「先生、とっても気持ちいいです……」

「あっ……ふぅ……んん……っ」

「先生、とっても上手です……」

そう言われるたび、こちらの集中力は削られていく。褒められているのは嬉しい。けれど、声の調子が妙に艶っぽく聞こえて、余計に意識してしまった。

やがて、頸部や肩関節の前側をほぐすために仰向けになってもらう必要が出てきた。

「仰向け、お願いします」

「はい」

少し上気した顔で彼女が寝返る。そこで再び、あの胸の存在感が目に入った。さすがに凝視するわけにはいかないので、すぐにバスタオルをかけ直す。それでも、施術のたびに布越しに揺れる気配ははっきり伝わってきた。

肩を押す。首を回してもらう。腕を上げてもらう。動きに合わせて、タオルの下のラインがわずかに変わる。そのたびに、こちらの視線が泳ぎそうになるのを必死にこらえた。

一通り終えてから、痛みの具合を尋ねた。

「肩と背中の痛み、どうですか?」

彼女は起き上がり、首を左右に回し、腕を上げ下げしてみせる。すると、体の動きに合わせて胸もふわりと揺れる。見てはいけないと思うほど、目が行ってしまう。

「すごく楽になりました。しばらく通いますね」

そう言うと、彼女はブラジャーをつけ始めた。前かがみになるたび、また別の迫力がある。見えないはずのものが一瞬だけ見えそうで、私は内心でかなり落ち着かなかった。

さすがに着替えの間まで居座るわけにはいかず、私はカーテンの外へ出た。顔を見られないようにしたのは、たぶん正解だったと思う。

それからそのママ友は私の担当になり、しばらく通ってくれた。けれど、あの日のような光景を再び目にすることはなかった。最初の一度だけ、妙に鮮烈に記憶へ残っている。

今振り返ると、若かった自分は本当に余裕がなかった。施術者としての未熟さもあったし、目の前の状況に振り回されるばかりだった。それでも、患者さんとの距離感や、院としての対応を院長に教えられたことで、少しだけ仕事の見え方が変わった気がする。

あの頃の出来事は、笑い話にするには少し生々しい。けれど、修行時代の空気感まで含めて思い出すと、今でも妙に鮮明だ。

もしまた機会があれば、別の出来事も書いてみようと思う。そんなふうに言えるくらいには、今では少しだけ昔話として整理できるようになった。

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